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7月のご挨拶 ~後半戦スタートによせて
篠原工業より、7月のご挨拶を申し上げます。
御取引先の皆様、そしてHPをご覧いただいている皆様 ご盛栄の事と思います。
6月30日を通過した時「ああ!今年も半年が終わってしまった」と、時の流れの早さを痛感しました。
中小企業の見ている世の中について。
【日銀短観】中小企業製造業の景況感と先行きが悪化…トランプ関税で不透明感が強まる今、必要な生存戦略とは
東京新聞の記事ですが、日銀短観の発表で、大企業・製造業は好調を示したとあります。一方中小製造業は悪化しているとのことです。日本には多様な製造がありますので、好調なところが引っ張れば、全体に良くなることもあろうかと思います。しかし、街角景気で、仲間と話す中小製造業の業況は、良くも悪くも、先行きが不透明すぎて、みんな困っている、という印象です。
ところで、経営者は、簡単に言えば、拡大・維持・縮小を常に選択します。拡大は好況の時に起きやすく、維持は好不況の安定期に、縮小は無論、不景気の時に発生します。当社も、失われた20~30年の間、振り返れば少しずつ縮小を進めていたという結果があります。しかし、「縮小」でも、もう間に合わないような、そんな雰囲気が世の中にあるように、感じています。
日本が大好き。日本でものを作りたいし買ってもらいたい。メイドインジャパンの商品が世の中に一杯あってほしいと思っています。しかし、例えば家電量販店にいけば、非日本製がほとんどの現実。自分の思いとは裏腹に、世の中は、日本製造を最初からあきらめているような、そんな様子が未だに続いています。
それでも、当社は製造業の世界で、戦い、生き抜いていきたい。それほど高尚な願いではないです。私達が会社を続けることは、自分の人生そのものだと思うからです。なんの因果かこの世に生まれ、この役割をもった。そこに意味はあると思うのです。だから、やれるだけのことは、やりたいと考えています。
さて、なんだか悲痛なニュースを取り上げてしまいましたが、当社は、本日も元気です!
近況報告ですが、現在、前述した「縮小」よりも強く前向きな気持ちで、事業の「圧縮」に取り組んでいます。規模は小さくとも、必要なものが詰まった、強靭でコンパクトな企業になろうと考え、計画を進行中。秋には、結果報告が出来ると思いますが、その日を迎えるためにも①明るい未来の発見 ②飯が食えるだけの仕事の獲得 あるのみです。
プレス加工、金型製造、そしてメタルカード事業 篠原工業のHPへお越しの皆様、どうぞ気軽にお声がけください!!
最後に、東京の神社より、茅の輪くぐりの写真にてお別れ。
毎月、詣でているので夏の季節を感じる行事。しっかり厄を落とし、良い7月となりますように。
7月吉日 社長