GW休暇の御知らせ
御取引様 各位
いつもお世話になっております。
2024年のゴールデンウィーク休暇について、下記の通りお知らせします。
4月29日(月) ~ 5月6日(月)
5月7日より営業再開致します。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。
篠原工業株式会社 総務部
メディア掲載のお知らせ ~鉄鋼新聞3月26日号
2024年(令和6年) 3月26日 発行の、鉄鋼新聞に、当社の「メタルカード事業」の紹介をいただきました。
2023年にスタートし、色々な方へ宣伝をしてまいりましたが、今回は業界向け新聞への掲載。
当社を知らない読者の皆様の目に留まったら、大変嬉しいです。
篠原工業は、金型、金属プレス加工のメーカーです。名刺代わりにメタルカード事業を展開しております。
社員一同、新しい御客様とのご縁がつながることを、心待ちにしております。
記事は、SNSのご縁を通じて取材をしていただきました。
鉄鋼新聞社ご担当者様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
丁寧にまとめていただいて、大変にありがたいです。
なお、下記のURLでは、記事を精彩に確認いただけます。(有料会員様向けです)
3月のご挨拶 ~株価絶好調、でも実業は?~
3月となりました。八王子市の公園でも、桜が咲きました。
近所の公園に、河津桜が植わっています。ソメイヨシノは白っぽい美しさですが、河津桜は、薄紅色を強く感じます。それがまた、春のエネルギーを表現しているようで、好きです。桜の種類まで昔は考えもしなかった。今は毎年、春が待ち遠しくなって、自然と、早咲きのものを好むようになりました。
1月~2月と沢山の取引先とお話をしました。私の実感では、実に80%以上の取引先が「景気が悪い」という印象です。当社の取引先は基本的に金属製品製造業、部品業ですから、自動車や各種産業、そして民生品と、色々なメーカーの動きが良くないということになります。また、口をそろえて言うのが、「先行きが見通せない」ということです。大手または有力な企業は、予算を立てて、さまざまな開発を実行します。そして部品需要を生み出すはずなのですが、その全体的な勢いが無いのでしょうか。
これと対照的なのが、景気の指標の一つである株価の推移です。
日経平均株価が前日終値から400円以上上昇、3万9500円台で推移…取引時間中の史上最高値を更新
読売新聞の報道ですが、30年ぶりに株価記録を更新し、今後も伸びていく気配です。この要因は何か。ひとつは世界情勢の影響による円安の進行で、海外生産を主とする大手企業が、為替差益により決算の数字がどんどん良くなっている事でしょう。そしてアジアの対抗馬だった中国が、不景気と報道されており、株屋が日本株を相対的に購入する量が増えている為と思います。
しかし冷静に考えてみると、良い商品が出て伸びた、公共事業が盛んになった、とか、私達が普段の生活の中で大切にしている「実業」が文章の中にほとんど感じられません。数字だけが伸びていて、その実効はまだ、これからなのでしょうか?
もうひとつ、人手不足の話題。確かに人手は足りないようですが、それはやむを得ない状況の結果論であって、未来への明るい期待ではないと感じています。というのも、上述のように仕事(需要)が活発とは思えません。だから今、受けている仕事はギリギリの人数、ギリギリの機械で回す。投資しない。それは、現場の社員の立場からすれば、あと一人いれば、もう少し機械が良ければいいのに…と思う状況だと思います。これが「人手不足」の実状と思います。需要が盛んだから、どんどん人も機械も投資する、という理想的な雰囲気は、まだ遠いように感じます。
さて、中小製造業はどこを目指せばいいか。私は、下記のようなことをいつも考えています。
① 良いもの (品質、サービス) を作り続けること (自助)
② 取引先を大切にして、お互いに助け合い、生き残る事 (共助)
③ 良いアイデアが生まれた時や、転機と思われる時を見逃さず、活かすこと
「そんな当たり前な・・・」ということばかりですが、これだけ実業と景況指数が乖離している世の中では「やれるだけのことをやる」しかないと思います。それは報われるかもしれないし、報われないかもしれない。私達の思いと関係なく、世の中が動いている。だったら動き回り、空気を揺らし、あがいてみる事だと思います。どこかにきっと乗るべき波があります。
ブログにこんな記事を書いているのも、空気を動かすための私の精一杯の「あがき」です。
冒頭に紹介した河津桜、本当にきれいでした。春を感じ、今を生きていることを幸運に思います。製造業界にも良い春が訪れますように、そして今、懸命に仕事を頑張っている人間「も」報われますように祈念して、3月ご挨拶の結びとさせていただきます。
記:代表取締役 篠原 謙介
2月のご挨拶 【たま未来産業フェア】のご報告
令和6年も早いもので、2月となりました。
2月4日立春を越えた矢先に、関東は雪の天候となり、各所で道路閉鎖などの交通麻痺、転んでけがをした方もいたと聞いています。当社の取引先には雪国の企業もいらっしゃいますが、以前にお話ししたら、笑われたことがありました。東京はなんて雪に弱いんでしょう!一生懸命考えれば、無事に過ごす方法もあるように思いますが、人口の多さ、都市道路の難しさを感じます。
さて、2月最初のご報告は、先月末の【たま未来産業フェア】のご報告です。
当日、来れなかった方のために、写真を掲載致します。
写真① 1日目の展示の様子
写真② 2日目の展示の様子
1日目と2日目の、展示内容に差異があるのを、お分かりいただけるでしょうか。1日目は、当社事業のリバースエンジニアリングを前面に出し、金型やプレス品を前面に、2日目は土曜日で一般来場があったので、当社の宣伝用商材、「メタルカード」を前面に出す展示に切り替えました。
結果として、2日目に訪れた方は、個人事業主の方が多く、メタルカードを使って宣伝商材を作ってみたい、というお声もいただきました。今後、どんな形でも、記念品としてのカード実績が増えていくと嬉しく思います。
写真③ 展示の全体像
写真のように、一昨年、昨年と展示した「先端技術創出交流会」と違い、パネルブースであったので、ゆったりと空間を使うことが出来ました。今回はポスターも作成し、飾っております。
【総評】
ものづくり特化の展示会ではなかったので、色々な方との交流が出来ました。展示会の性質か、企業の見学より、個人・中小事業者の見学のほうが、圧倒的に多かったです。従って単発の案件の話題が多く、工場で毎月の生産に寄与する話題は少なかったのが、少し残念でした。来年の参加については未定ですが、来場者はもちろん、他の展示企業との交流がもう少し密に増えるならば、再参加も良いか、と思いました。
【最後に】
当日、展示会にいらしてくださった方、本当にありがとうございました。
もしホームぺージまでご覧いただいたなら、是非工場へお越しください。
工場では、もう少し込み入ったお話も出来ますし、きっとお役に立てる事もあると思います。
1月のご挨拶 ~日常を過ごす
1月5日金曜日、本日より篠原工業、始動致します。
本年もよろしくお願い申し上げます。
はじめに、令和6年能登半島地震 被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
また支援救援の最中、羽田空港で起きた飛行機衝突事故の犠牲者の皆様にも、お悔やみを申し上げます。
元旦早々にこのようなニュースを聞く事になるとは、思いませんでした。天災は忘れた頃にやってくる、という格言がありますが、まさにその通りの出来事でした。我が国は常に天災と向き合い、生きている国であることを思い知らされます。
私達、篠原工業も2011年に、東日本大震災で大きな揺れを経験し、またその後の経済の大混乱に巻き込まれながら10年余の月日を過ごしました。しかし今でもなお、喉元を過ぎるには時間がかかっております。3月になれば、当時を思い出し、緊張感に包まれる時間があります。そのような思いをせずに生きられたら、幸せだろうかと思うこともありますが、当時の経験があるからこそ、今、歯を食いしばっても生きようと思う自分がいるとも言えます。
このような状況ですが、だからこそ、我が国の国民一人一人が、ここから前を向いていかなければいけません。まずは年始から始まる仕事を一所懸命にやること。御取引先様にしっかりとご挨拶し、新たなお仕事をいただくこと。篠原工業、そして社員一人一人に出来る事は限られておりますが、それらをこなすことが、結局は穏やかな日常を取り戻すことに繋がると、私は思っております。
今年は辰年。
龍が飛び立つ、上向きの年と言われております。
どうかこの後は、日本国が元気いっぱいに上昇して、明るい日々になりますよう祈念して、当社からの年始のご挨拶とさせていただきます。
令和6年 正月
代表取締役 篠原 謙介
年末年始休暇のお知らせ
今年も一年間、大変お世話になりました。
当社の年末年始休暇について、下記の通り、ご案内申し上げます。
< 篠原工業株式会社 年末年始休暇 >
2023年12月29日 ~ 2024年1月4日
年始は、1月5日から再開します。
来年も篠原工業をよろしくお願いします!
12月のご挨拶 プレス技術 12月号の巻頭インタビューによせて
12月 師走となりました。今月も当社ホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。
今月は、取材記事 掲載のお知らせです。日刊工業新聞社様の刊行している、「プレス技術」に、当社代表取締役のインタビューが掲載されました。 巻頭インタビューで、プレス加工技術のこと、リバースエンジニアリング事業(廃業金型請負)のこと、取材をしていただきました。
下記、タイトル紹介とオンライン販売のページをご紹介します。
また、ちょっと読みたいだけ…という方は、どうぞ当社までお越しください。応接スペースに飾ってあります。
取材は、昨年の「ツギノジダイ」に続き、2件目となりますが、当社がこれまでOEMメーカーとして、こういった表舞台に出てこなかった歴史を考えると、たった2回が、劇的なことです。もちろん取材をしていただいたからといって、仕事がバンバン入ったり、売り上げが右肩上がりにはなかなかなりません。例えば、テレビ放映のケーキ屋さんであれば、BtoCで御客様が沢山来るかもしれません。しかし、同じようにいかないのが、専門的、かつニッチなBtoB 製造業の分野の辛いところです。
しかし、当社の事を知ってもらうには、大変にありがたい記事だと思っております。いくら口で説明しても、会社案内を渡しても、なかなか知ってもらう事はできないのです。知ってもらう確率を1%でも、2%でもいいから上げていきたいと思っています。その方策として、著名な日刊工業新聞社様に、力添えをしていただけるのは、幸せな事だと思います。
図:リバースエンジニアリング 廃業金型請負事業 モデル写真
なお、12月11日現在ですが、記事を読んでくださった、取引先の方からもお声がけをいただいております。「八王子に、篠原工業ってプレス屋がいるぜ。クラシックな技術を大切にして、頑張っているらしい」と話題にしていただければ、本当に嬉しいです!
2024年が当社にとって、ギアを1段上げた営業年になりますよう、HPをご覧いただいた皆様、お力添えの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024/1/26~27 たま未来産業フェア 出展します。
来年の展示会のお知らせです。
★2024年1月26日(金)~27日(土)
【たま未来産業フェア】に出展します。
参考URL: https://tama-innovation-event.jp/
今回は土曜日開催ということもあり、普段関わりのない皆様にも、当社の様子をごらんいただくことになります。
BtoBの会社ですが、BtoCの可能性も秘めたメタルカードの展示など予定しております。
お時間のある方、当社としては数少ない展示会出展の機会ですので、是非、お越しください。
2023/10/25~26 新技術創出交流会2023 出展
【お知らせ】
今月10月25日、26日に八王子未来メッセにて開催される「新技術創出交流会2023」 出展予定です。
この展示会は、まず大企業とのビジネス商談が成立すること、成立すれば展示もOK というスタイルの展示会です。
おかげさまで、2年連続の出展の機会をいただきました。会社のある八王子市内、八王子未来メッセでの開催となります。
展示テーマはプレス加工技術と、リバースエンジニアリング事業(廃業金型の請け負い)となります。
番外で、当社広報企画の、メタルカードも展示予定です。
お時間のある方には、是非ご訪問いただき、交流が出来ればと思います。楽しみにしております。
案内ページ: 新技術創出交流会2023
メタルカード技術交流 鹿屋工業高校
9月も終わりに近づく頃、西方より、嬉しいお知らせが届きました!
篠原工業の メタルカード(素材)を購入いただいた、鹿児島県立鹿屋工業高等学校 において、ステンレス名刺カードを作りました!という御知らせです。その広報は下記のブログに掲載されております。
写真が、実際に作成された名刺となります。ステンレスのt0.2㎜薄箔カードに、レーザー刻印をしたものです。
言葉で書くと、たったそれだけに思われることと思います。しかし、2つの点で技術力が発揮されております。
(1) ステンレスカードをバリ少なく、平らに抜き上げる、篠原工業のプレス加工技術
(2) 薄板にレーザー刻印を施す、鹿屋工業高校のレーザー加工機の条件の導き出し
特に(2)は、一般的に薄い金属板にレーザー刻印を行った場合、ひずみやすく変形します。
実用品として仕上げるのは困難です。先生と、生徒の皆様で試行錯誤して、良い条件を導き出し、完成にこぎつけたようです。
日本の技術力が低下している、と言われて久しいですが、最新の技術だけではなく、日々の中で工夫や調整という経験値を積めば、出来ない事も出来るようになります。その機会を若い世代に与えることが出来て、日本の一企業として、大変うれしく思います。
鹿屋工業高校の益々のご発展を祈念すると共に、私共のプレス加工事業も、皆様に知っていただけるよう、更なる研鑽を積みたいと思います。
9月 公休日のお知らせ
平素は大変お世話になっております。
今月は、下記の日を会社公休日としております。
9月15日 金曜日
御取引先の皆様には、ご不便をおかけしますが、
何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
篠原工業株式会社 総務部
9月のご挨拶 国内回帰を早めるにはどうすればよいか?
9月になりました。暑い日が続きますが、朝と夜の風が、涼やかに変わってきました。夏が過ぎ、秋の訪れを感じます。
8月は、下記の記事が全てを物語っているかと思います。脱水症状をはじめ、暑さで疲れ、風邪をひいたり、体調にも色々な変化がありました。夏は大好きな季節ですが、これほどの暑さに耐えるには、体力が必要だと身に染みる1か月でした。
東京都心 8月すべて真夏日 ひと月すべての日が“真夏日”になるのは観測史上初
今月は当社の67期の決算月となります。御取引先様の皆様のおかげで、何とかたどり着きました。コロナ禍明けの急速な正常化の方針に対し、実際の経済はついていってない印象です。中小企業・製造業の立場から感じる事柄として、
① コロナ禍で部品/商品の過剰在庫、もしくは供給不足の二極化が発生しており、未だ折り合いがつかない
② さまざまな生産品の値上げに対し、価格転嫁もしくは企業の収益力が上がっていない。
③ コロナ禍で、アイリスオーヤマ社の国内回帰の話題など盛り上がったが、そこまで加速していない。
③については、日本国内で生産する立場としては、大切な事柄ですが、御客様に話を聞くと、日本国内に仕事を戻そうとしても、工場のキャパシティーが足りないので戻せない という表現が出てきます。仕事が減って人を絞り、スリムアップした会社では、大量生産を賄いきれません。当然設備投資に踏み切らなければいけないのですが、そのコストを考えた時に、海外生産を切り替える英断まで、話が進まない、ということがあるようです。
日本に回帰する決断をしている会社はゼロではないですが、遅い。加速させるには恐らく、税金の優遇や補助金、そして全国的に苦しんでいる石油・電気のエネルギー料金の改善、完成品にもっとも近い組立加工企業の設備投資の補助など、さまざまな政府の支援が必要な状況かと思います。部品加工業者は、新旧問わず、量産性の高い機械を持っていたり、まだ何とかなる可能性があると思うのですが…。難しいものです。
社会全体のことを考えると、どうしても「自社・自助努力」ではどうしようもない事柄に思い当たります。当社ブロブで、それを問題提議しても「仕方がない」と思う時もございます。でも、これはただ愚痴を言っているわけではなく、今、置かれている状況の分析作業と考えています。感じていることを素直に伝える事も必要です。そして、その状況を踏まえた上で、当社らしく生きていける可能性を模索する。今後も考察は続けていきたいと思います。
部品事業者は、民生用、産業用共に今、過去になく苦しい状況にあります。リーマンショックより厳しいという方もいらっしゃいます。でも明けない夜はない、止まない雨はない 昔の人の格言です。私達は常に前向きに、今、御取引をしている御客様、そして新たに出会うであろう御客様のために、プレスラインを整備して、お待ちしております !
>>付録
トップページの「 メタルカード事業(ピックアップ情報) 」の内容を更新しました。
「あ、変わってる」と気づいてくださった方がいれば、大変ありがたいです。
以前は可愛らしいアニメ系キャラクターの印刷サンプルのみでしたが、協力先である西光美術社の厚意で、サンプルを増やしました。真鍮カードとステンレスカードの2種類を表示していますが、如何でしょうか?
私のお気に入りは写真左上の、建物のカードです。真鍮材(ゴールド)と赤いインクの相性が、とても良いです。
当社は、①メタルカード単体と、②印刷まで含めたメタルカードの、両方の販売を展開しています。付加価値の高いカードですので、気軽に手軽に、買っていただけるものではありません。しかし、協力先を通じて、今後も様々な方面で、取り組みを知っていただくよう努めてまいります。こんな案件に取り組みました、と、当ホームページにて、話題提供が出来ればと思っております。
8月のご挨拶 廃業金型請負=リバースエンジアリング?
暑中お見舞い申し上げます。8月となりました。
7月は更新が出来ませんでしたが、人と会う機会が増え、また夏の挨拶の時期ということで、忙しかった。ホームページに向き合う時間が取れず、残念でした。
8月はお盆休みがあり、夏の高校野球大会もあり、6月よりは8月のほうが、1年の「真ん中」と感じます。ここから後半戦!というイメージです。年末、年度末、期末と、区切りが多様化して、季節感や、1年間の流れを、社会においては感じづらくなったように思います。例えば、クリスマス商戦だ!忙しいというも、お中元/お歳暮の繁忙も、以前程ではない。
しかし、こと経済という点で考えると、季節感も、イベントも、沢山あったほうが良い。そこに向けて商売が活性化し、売り上げも立ちやすくなります。区切りがつくというのは、人間生活にとって、とても良いことのように思います。
さて、8月の話題として、当社の廃業金型を請け負い リバースエンジアリング事業について考察をしたいと思います。
世間一般でいうリバースエンジアリングは、3D-スキャナ、測定器といったものを活用し、寸法が分からない、図面がないといった部品を分析し、データ(図面)化すること、そしてそれで実際に加工して、同じものを再現することです。では、廃業金型の請負が、なんでリバースエンジアリングになるのか?ということになります。
まず多くの方の認識で、甘い、と思うのは、「金型さえあれば、プレスマシンを変えても、誰でも加工できる」と思っていることです。甘い認識です。
金型というのはほとんどの場合、各社のマシンにあったように作られます。このため、当社の機械で加工できるように、調整が絶対に必要となります。金型をセッティングする時、ジグを検討したり、クランプ位置を考えたり、場合によっては金型を表裏逆にセットしたり…。そしてプレス後、その金型で作る製品が、うまく寸法が出なければ、クセを探って調整してみたり・・・。
以上のような「合わせ」の作業、私は前述の 分析→再現 の作業そのもの、と考えています。ゼロから削り出す作業ではないけれど、この点で、廃業金型の請負というのは、リバースエンジアリングと定義しても良いと思います。
なお、世間の言葉通りの「リバースエンジニアリング」が起きることもあります。お預かりした金型は古いので、部品が老朽化により、破損することがあります。その時、金型と部品の寸法をチェックし、部品図面を描き起こし、その部品を再現します。金型に勘合すれば、再び生産が可能となります。これもまた廃業金型の請負とは、このような事もあります。
如何でしょうか? 恐らく上述のように語るより、いとも簡単に、私達金型のプロは、リバースエンジアリングを完了してしまいます。だから簡単に思われるかもしれません。しかし、それは、熟練の技術の結果であって、当たり前ではないのです。この事業の「価値」 について、御客様、皆様の理解がさらに深まることを切に願います。
夏季休業の御知らせ
平素は大変お世話になっております。
さて篠原工業では、誠に勝手ながら下記の期間を夏季休業とさせていただきます。
ご迷惑をお掛けすることと存じますが、何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。
休業日: 8月10日(木) 13:00 ~ 8月16日(水) まで
休業期間中のご連絡については、ご案内のEメールまたは当社ホームページのメールフォームよりご連絡ください。
8月17日より、随時回答させていただきます。
6月のご挨拶 既成のルートに囚われない仕事を
当社ホームページにお越しいただいて、まことにありがとうございます。
今年の半分がまもなく終わろうとしております。平均的な梅雨らしい梅雨を過ごしています。雨は多くなく、かといって少なくもなく。ただし6月初旬には洪水など、各地で被害に遭われた方もいらっしゃいました。心から、お見舞いを申し上げます。
コロナウィルス感染の医療分類が変わって、まもなく2か月となります。今月は、東京ビッグサイトの展示「ものづくりワールド」なども見学してきました。展示の距離感などは、2019年ころとほぼ遜色のない状態になりました。またこのところ、受付が無人化したことで入場がシンプルになりました。私は人の作業を否定しないし、ある意味では効率的だとも思っていますが、あの会場は、無人でも良いように感じました。このように、既存に囚われず、変化をつけてみるというのは、事業活動においても同様に思います。
当社は、電子部品業界に向けて部品を作るのが、使命だと思っていましたが、長く平和が続き、いつしか自国内での生産はなくなり、外国生産が主流となりました。例えば携帯電話(スマートフォン)も海外製ばかりになりました。6月、富士通のスマホ部門も、民事再生法を適用したというニュースが流れ、とてもさみしい気持ちになりました。
基礎部品や標準的な部品も、今や何でもかんでも海外生産と言われております。少し奇妙ですが、円安になっても、日本の部品を高い、とおっしゃる方もいます。為替の効果もないほど、海外とは生産力の差がついてしまったのでしょうか。
それならば変化をつけて、少量の産業関係や、医療関係の部品を作る、あるいはメーカーとして金属製品を売るのも選択肢なのかもしれません。どの道も平坦ではありませんが、このまま留まるよりは良いと思って、いろいろな商談に取り組んでおります。良い出会いもございます。
この梅雨が、慈雨となって、夏を過ぎたころに、大きなひまわりのような仕事の花を咲かせてくれれば、と心から願っております。社員と共に、今日もプレス生産、フル回転です。歴史上、止まなかった雨はありません。
5月のご挨拶 篠原工業の商品開発とは
5月となりました。
当社ホームページにご訪問いただき、御礼申し上げます。
GWもとうに過ぎて、この記事を書いている17日は、大変な高温で30℃を超えております。夏がすぐそこに来ている実感です。ここからは工場も熱中症に注意しなければなりません。私達、機械加工業にとっては、これから電気代も高騰すると聞いており、いかにエアコンなどの節電をしながら切り抜けるか、しかし命には代えられません。政府がしかるべき処置により調整しないと、文字通り干上がる企業が出てくるかもしれません。知恵と工夫で乗り切る方法を、一所懸命に考えております。
さて、タイトルのに「篠原工業の商品開発とは」ついてです。3月にメタルカードのお引き合いをいただき、大変に良い勉強をさせていただきました。その熱の冷めないうちに、銅製品で同じようなコンセプトのものが生み出せないか、社内で検討を続けております。
①真鍮のメダル 鉄に偽金めっきをしたメダルが一般的ですが、重みのある真鍮100%のメダルを考えました。
②真鍮の銘板 小さい銘板としては、アルミなどが安く主流ですが、自然変色の風合いの期待できる真鍮製です。
サンプルを作成してみたのですが、雰囲気はいかがでしょうか?
真鍮という素材は歴史の長さもありますが、扱いやすく、そしてきれいです。
実はこの①②は、いずれも地元の中小企業の仲間から、相談を受けて、設計製作したものです。これらは単独で成立する製品でなく、当然文字やイラストを表現することによって完成します。
看板商品のメタルカードもそうですが、薄板の商品が単に存在しても、それだけで意味を成すケースは少ないのです。ひと手間をかけることで、良い思い出の品物になったり、機械を表現する良い目印に「成る」のです。
従って当社の商品開発は、自社完結ではなく、今後も協力先との「協業」商品がコンセプト、魅力になっていくと考えます。
そしてなんといっても、ユーザー様の「こういうのありますか?」がアイディアのヒントとなります。製造業者に限らず、デザイナー様、広告代理店様、場合によっては個人の御客様でも、門戸を叩いて私達にお声がけください。
皆様との出会い、そして交流の発展を目指して、5月後半も駆け抜けます。
ゴールデンウィーク休暇のお知らせ
平素は大変お世話になっております。
2023年のゴールデンウィーク休暇をお知らせします。
4月29日(土) ~ 5月7日(日)
カレンダー上の平日 5月1日、5月2日も一斉有給取得日となります。
何卒ご了承ください。
4月18日 創立66周年のご報告
本日は、当社の創業66周年の創立記念日となります。
昼休み前に式典を執り行い、当社会長と、当方から社員に挨拶をさせていただきました。
今年の主題として、下記の話題を展開しました。
① 3年続いたコロナ禍からの脱却が、ようやく5月8日で達成されそうなこと。
② ロシアウクライナ紛争による食料、燃料の価格高騰(コストプッシュ・インフレ)
③ ②を乗り越えるべく、私達民間企業の価格見直しと、日々のさらなる節約、倹約
平和な時、好景気な時はこんな話題をしても、私も含め、耳に入らないと思います。しかし現在は、社員一人一人が、日々の生活の中で、それぞれにこれらの影響を感じながら生きている実感があるのでしょう。式典は静かに進みました。
さて、何といっても嬉しいのは、紅白饅頭です。
発注する立場でありますが、年に一度、ささやかな喜びです。紅白には本能的に御祝事と感じるDNAが日本人には有りますが、諸説(下記URL参照)ある中で、古くは平安・鎌倉時代となると、うなずけるような気がします。
甘いものを食べれば、脳が休まります。今夜は家族と会社の歴史を振り返りながら御饅頭を食べて、明日からは67周年に向けての第1歩が始まります。
プレス加工、金型製作、そしてリバースエンジニアリング事業(廃業金型の請負)、二次加工。篠原工業は今春も門戸を開けて、皆様からの連絡をお待ちしております。どうぞよろしくお願いします!
代表取締役 篠原 謙介
4月のご挨拶 メタルカードが売れました!
4月3日となりました。当社ホームーページをご覧いただき、いつもありがとうございます。
日本の大多数の方が、今日4月3日を、新年度として、1年間をスタートします。篠原工業はちょうど半期が終わり、残り半期への折り返しとなります。とはいえ、春という季節は、やはり「新しく」「スタート」「始まり」といった単語が頭に浮かびます。四季のある日本ならではの感覚でしょう。春夏秋冬という言い方も非常にバランスが良い。春は始まりなのです。
さて、幸先の良い報告をさせていただきます。当社の薄板金属のプレス加工技術を、皆さんに知ってもらいたいという目的で始まった「メタルカード事業」。
先月、初めて御客様からご発注をいただきました!カスタムサイズでのご要望で金型作成、プレス加工、そして印刷とオールセットで、約2000~3000枚の発注を頂戴しました。写真のように、真鍮材、アルミ材を加工しました。
(完成品は都合により公開できません!ごめんなさい。)
実際に実行したことで、加工の実際の課題、問題や、印刷技術の難しさもたくさん学ぶことが出来ました。新しい仕事の中で学ぶことが出来るのは、大変ありがたいことです。御客様に御礼申し上げます。また全行程を2週間でこなしてくれた社員と協力先の頑張りに、合わせて感謝申し上げます。
この勢いを大切に、後は本業である部品製造業の景気回復へ。
とにかく進んでいきます。変化する、2023年です。
金属製カード(メタルカード)販売のご案内 ・・・固定記事でご紹介しております。ご覧ください。
金属製カード(メタルカード)販売のご案内
豊かな表現をもつ金属。赤銅、そして黄銅。
金属のカードは特別な味わい。御守りや記念品にお勧めです。
当社の薄板プレス加工技術を、多くの方に知っていただくという目的で、
金属製カード(メタルカード)のオーダー生産を始めました。
・板厚は、t0.20mm ~ 色みも鮮やかな、赤銅と黄銅(真ちゅう)の2種を基本としております。
御客様の要望もあり、アルミ、ステンレス材も加工対応しています。
・カードサイズは、JIS規格の54x86サイズです。皆様のお財布のカード入れにぴったりです。
・枚数は100枚/ロット~ から相談にのります。材料は時価変動がございます。
・銅材は都度、色みも変化しやすく、繊細な素材です。その風合いを楽しんでいただく商品となります
・業者様で、メタルカードを利用してみたい方は、是非、お声がけをください。
さらに!本商品は、印刷加工業の仲間とタイアップし、完成品カードの販売も開始しております。
タイアップの紹介ページは、以下となります。メタルカードを紹介いただいております。
オーダーメイドで、ご要望の印刷を施します。
写真のような印刷が可能です。多彩な色を載せることが出来ます。
印刷技術により、光沢感と、高級な艶消し感も演出できます。
西光美術社、篠原工業株式会社 いずれも問い合わせ窓口を設けております。
ご興味のある方は、お気軽にご連絡ください!
メディア掲載のお知らせ~「ツギノジダイ」
朝日新聞社系「ツギノジダイ」社に、
リバースエンジニアリング事業の取材をしていただきました。
ツギノジダイ トップページ: https://smbiz.asahi.com/
当社紹介ページ: https://smbiz.asahi.com/article/14763642
注記)記事の閲覧にあたり、無料会員登録が必要な場合がございます。ご了承ください。
<記事によせて>
令和の時代になってから、当社はホームぺージと会社案内の更新、また公式Twitterの運用など、会社を知っていただくこと、そして受注を拡大していくために、情報発信を続けております。その一環として、今回の取材は、大変にありがたい機会をいただいたと思っております。編集部の皆様に、この場を借りて、御礼を申し上げます。
内容はもちろんですが、当社の雰囲気が少しでもお客様に伝わればと願っております。
日本のものづくりを支えるため、今日もプレス加工に邁進しております。
代表取締役 篠原 謙介
2月のご挨拶
2月に入りました。
節分、立春を過ぎて、季節は春へ向かっております。
ただ、当社八王子工場はまだまだ寒いです。2月10日 金曜日は雪が降り、屋根周りは白く積もりました。
おかげさまで、当社ホームぺージもリニューアル1周年。いろいろな方にご覧いただいております。現状は、当社の様子を知っていただく範囲でのご利用ばかりですが、実際のビジネスに結び付けるべく益々の研鑽あるのみです。
1月末の旧正月を超えて、日本には大きな影響のある中国市場も、少しずつ動きを見せてきているようです。ただし、昨年からのロックダウンの余波、米中貿易摩擦による半導体売買などへの影響、そして中国がこれまで外国企業から吸収した技術で、内製を盛んに始めていること、これらの影響により、日本の中間資材(材料、部品)には、一部余りの影響も出てきているようです。つい先日までは供給不足だったのに、様子が変わってきたと言えるでしょう。
コロナウィルスについても、日本はようやく5月に5類への切り替えとなりそうです。医療体制も大きく変わりますし、何よりビジネスの交流が昔のようにやっても問題のない所となりますので、営業はここからが本番のように思います。マスクの必要性についての議論はさておき、会話をするときに相手の口元が見えるのは大変にありがたいことです。喜怒哀楽が見て取れるからです。
もちろん、お話するからには双方に喜びの多い、楽しい会話が肝心です。苦しい時代が続いているから、ついついネガティブな話題に走りがちなのが日本人の性格ですが、ここは明るさ一択です。
年が明け、古い鋳物のご相談や、50年前の図面の相談など、リバースエンジニアリング事業のほうも対応が続いております。一方、新型起工のお話や、少し電子部品分野とは違う仕事の話も取り組みが始まっております。
みんなで良き春を迎えられますように、今月も当社への御問合せ、ご相談をお待ちしております!
イプロスものづくり 企業情報掲載のお知らせ
イプロス株式会社の「イプロスものづくり」に掲載を開始しました。
会社案内のダウンロードができるようになっております。
ホームページは、Web表示に重きを置いておりますので、当社の情報を書類形式で取得したい場合は、ご利用いただけると良いかと思います。
よろしくお願いします。
令和5年1月 ご挨拶 謹賀新年
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
当社は1月5日木曜日から営業再開致しました。年末年始はあっという間に過ぎ去り、初日も気が付けば終業。
今年もスピード感のある一年になりそうな予感がしております。
当社を取り巻く時事も気になるところですが、本日は、年始に体験した初日の出をご報告致します。
水平線から昇る初日の出は、生まれて初めての体験でした。場所は三重県鈴鹿市の浜辺となります。
朝早く、地元の皆さんが海岸線に車を止め、ある人は焚火をたきながら、ある人はカメラを構えて。砂浜にたくさんの人が集っていました。AM7:00に太陽が上がり始めると、写真のように海面を光がたどってくる、何とも美しい光景を目にすることが出来ました。
そして、印象的だったのは、太陽を見つめる方々の中に、手を合わせる方もいらっしゃったということ。伊勢の国だから、天照大御神様への信仰心から・・・といった堅苦しい解釈も出来ますが、私はもっとシンプルに、太陽にご縁を感じて、皆さんが手を合わせたものと思います。
私達は金属加工のものづくりをしていますが、鉱石を精製し、金属板としたものをプレス加工して、生業としているわけです。鉱石はこの地球から恵んでもらったものです。地球と太陽には、太陽系という関係性があります。太陽はまた作物など私達の生きる糧にも直結するものです。よくある言い回しになりますが、私達は生きているだけ、商売をしているだけで太陽と共に存在しているわけです。
少しずつ年を取り、最近はそのような「ご縁」を強く意識するようになりました。ご縁があるものには、感謝の気持ちも生まれますし、ごく自然に手を合わせたくなります。前述した初日の出へ合掌する方々はまさにこの気持ちではないかと、私は考えています。
さて2023年(令和5年)は始まりました。
ご縁をいただいております皆様のために、そしてこれからご縁ができるであろう、新しいお客様の為に、当社益々の繁盛を目指して、プレス加工に務めてまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。
令和5年 正月
代表取締役 篠原謙介
年末年始 休業のお知らせ
当社の年末年始の休業についてお知らせします。
2022年12月29日(木)~ 2023年1月4日(水)
1月5日(木)8:00~ 営業再開します。
よろしくお願い申し上げます。
12月のご挨拶 明るい話題で未来を灯す
2022年12月 1年最後の月を迎えました。
皆様、1年間本当にお世話になりました。
コロナ禍の話題。とうとう、年内に解決しませんでした。第8波を不安視する声も大きくなっています。まもなく3年間を迎えようとしています。屋外ではマスクを着用せず、のびのび過ごす方も見られるようになりましたが、屋内ではまだマスクは欠かせません。もっとも、風邪の予防には冷たい空気の遮断が効果的なので、適宜利用するのは良いと思います。
もうひとつの視点として、メジャーリーグのポストシーズンやW杯では、誰もがマスクをせず、大きな声をあげて応援している事実もあります。海外では、中国などをのぞき、自粛をするような雰囲気はだいぶ薄らいでいるようです。
この冬、わが国はどうなるでしょうか。都道府県ごとに見解が異なり、厳しい処置をする所もあるかもしれません。それだけで往来がしづらくなります。当社は、年末年始、挨拶に伺いたいお客様が、たくさんいらっしゃいます。願わくば、今冬こそは、ある程度、穏やかに交流ができることを願うばかりです。
本日W杯カタール大会、日本がクロアチアに惜敗しました。しかし、グループリーグでは超強豪のドイツ、スペインを下す金星をあげました。それもシュートで堂々と。W杯という本番中の本番で、そういった結果を出せたのは、ひとえに日本代表チームの努力の賜物だと思います。健闘を讃えたいと思います。負けはしましたが、約1週間、日本は本当に明るかった。すごいエネルギーです。こういった明るい話題を、私たちの事業にも、たくさん灯していきたいと切に願います。
ところで、先月の取材記事は、ご覧いただいたでしょうか?ツギノジダイ社編集部のご厚意で、Yahooニュース欄にも当社の記事を掲載していただきました。
Yahooニュース ツギノジダイ
社長就任直後に売り上げが激減 プレス工場3代目が旧式の金型に活路を求めた理由
タイトルが少々、劇的な感じに変わっておりますが、先の記事(https://smbiz.asahi.com/article/14763642)と同様となります。わがままを申しますが、どちらも閲覧いただけたら、ありがたく思います!
「裏方である部品製造業者が取材を受けて良いものか・・・」と、少々の葛藤もございましたが、これは当社にとり、先に述べた「明るい話題」になるのではないか、と考えました。当社の技術は華々しいものではないかもしれませんが、この国に必要な技術と思っています。社員たちは、自慢ではないですが、良い顔で頑張って働いております。
取材記事を通じて、当社を知ってもらい、仕事が入って来る。取材記事を通じて、家族や友達が、社員の働いている会社の姿を知っていただく。今回当たったスポットライトは、私たちの未来まで、明るく照らしてくれるものであると願ってやみません。
ホームページや記事で、当社のことをぜひ知ってください。そして、応援してください。
2023年は、良いことがあふれる年になる、そう信じております。
代表取締役 篠原 謙介
臨時休業(半休)のお知らせ
臨時休業(半休) のお知らせです。
近隣の水道工事に伴う断水の都合により、下記日時の臨時休業を実施します。
お取引先様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解の程、お願い申し上げます。
臨時休業: 2022年11月7日 月曜日 午後(12:00~17:00)
午前中は営業しております。
新技術創出交流会2022 出展のお知らせ
展示会参加のお知らせです。
2022年10月26日(水)、27日(木) 東京都八王子市で開催される、新技術創出交流会に出展します。
開催情報: 新技術創出交流会2022
開催場所: 東京たま未来メッセ
OEM部品製造業を生業としている当社は、あまり展示会に出展したことがありません。
皆様にも、当社にとっても、非常に珍しく貴重な機会ですので、良きビジネスチャンスになればと願っております。
当日は、当社のお預かりしている「廃業したプレス業者の古い金型」を連れていく予定です。
めったに人前に出ない、これも貴重な機会です。
昭和の金型とは、いったいどんなものなのか? 皆さまの目で確かめに来てください。
10月のご挨拶 当社第67期のスタート
秋の風も涼しい、10月になりました。
9月の決算月を過ぎまして、今月から第67期がスタートします。
新たな期、新たな1年という気持ちで臨んでおります。
前期は秋から春にかけて、まずまずの雰囲気で進みましたが、夏以降に客先の大幅な調整が起きました。
コロナウィルスの影響、ロシアウクライナ紛争の影響、そして中国のロックダウン、世界的な資源不足によるインフレの始まり。
事業活動から、毎日の食材の買い出しまで、公私共に、すべての国民、企業に直接/間接的に降りかかった大変な日々が続いております。
しかし、今期はこれらを苦しくとも乗り越えて、前に進んでいける会社にしていかなければならないと思っております。
金型・プレス加工: 既存の御客様はもとより、良いプレス屋を探している御客様との出会いを広げます。
脱脂、バレル、テーピング: 単独工程でも請け負える体制を、さらに皆さんに知っていただくことにより、受注拡大を目指します。
廃業金型請負(リバースエンジニアリング): コロナ禍でお問い合わせがしばらく停滞しておりますが、今後また増えてくるものと思っています。
当社には、お仕事をいただきながら、こちらから加工の相談も出来る良き御客様、パートナーと沢山のご縁で結ばれております。
日本でものづくりを!日本のものを世界に売ろう! そんな思いを同じくする方々と、これからも精進いたします。
代表取締役 篠原 謙介
9月のご挨拶 製造業者の喜びとは?
暑かった8月も終わり、9月に入りました。
当社は9月が決算なので、現在、最後の追い込みに入っております。
振り返れば、昨年以上にコロナ禍によるブレーキの影響が大きかった一年でした。
半導体など部品が揃い、生産がグングン回復してくると思ったら、とうとう夏まで回復しませんでした。
トヨタ社の、ハリアー、ランドクルーザーなどの注文受付中止は象徴的です。
春先の紛争の影響もあるかもしれませんが、思わぬ計算違いだった企業様も多かったと推測します。
さて、先月は、御客様に伺う機会がありました。当社の「廃業金型預かり事業」の取引先です。
温かく迎えていただき、工場見学もさせていただきました。
もっとも嬉しかったのは、当社の部品が組み込まれている様子を見ることが出来たことです。
通常、私達部品業者は、守秘義務の観点から、どこに何が使われているか教えていただけないことが多いです。
なので、当社の部品が活躍している姿を見るのは、とても嬉しく思います。
私達は、叶う事なら、より一層、御客様と親密な関係になり、そういう情報交換をしていきたいと思っています。
「誰かの役に立っている」ことを実感するのは、製造業者としてはこれ以上ない誉なのです。
もちろん、喜んでいただけるよう、品質にも自信をもっております。
金型作成、プレス加工、脱脂、バレル、テーピング。そして廃業・倒産金型請負(リバースエンジニアリング)・・・
お問い合わせをお待ちしております!
8月のご挨拶 国内生産の意義
残暑お見舞い申し上げます。
2022年8月、夏まっさかりですが不思議なもので、吹く風に秋を感じます。
お盆休み、当社は東京の会社ですので、社員はおおむね都内に留まり、静かな連休を過ごしました。
連日の報道から、田舎への帰省も、遠出もしづらい状態で、無理もないことです。
当方も地元の商店街を何度か歩きましたが、連休なのに平常と変わらぬ雰囲気が、印象的でした。
わが国が、本当に賑やかなお盆を過ごせるのは、来年以降だと思います。
世界情勢に目を向けると、春先に始まったロシア・ウクライナ紛争は夏になっても決着がつきません。
また、中国が上海ロックダウン後、あまり景気の良い状態とは言えない状況となりました。台湾との戦争も心配です。
半導体を始め、多くを海外調達に依存している、私達電気、電子機器業界は、一部を除いて先行き不透明な状態が続いております。
今、製造業で作られている機械製品は、グローバルの輪から外れた、日本製を探すのは至難の業です。
以前は国内部品や、国内作業の比率も高かったと思うのですが、当社の感じる限りは、海外比率は相当高まっているように思います。
私は前述の状況を見る限り、海外に振り切った比率を、もう少し国内に回帰したほうが良いと考えます。
確かに、どこでも作れるものは、世界で一番安い所で作りたい。実業家の本音でしょうが、それは全世界が平和であっての話となります。
万が一、世界大戦のように有事が多発した時には、私達は自国の中で、解決しなければならなくなります。
終戦の日に振り返れば、先の戦争でも、物資不足に苦しみ、そして敗戦に至ったと教わっています。
その経験から言えば、半導体を十分に在庫したり、場合により国内製造したりするのは大切なことです。
自動車だけでなく、スマートフォンもパソコンも、食料も、なるべく日本国内でまとめられる設備があったほうが良いと思います。
大げさな発想かもしれませんが、日本の部品や製品がないと、世界が困るということになれば、戦争を避ける間接的な「抑止力」になるかもしれません。
平和のために、ものづくりが役に立つのであれば、こんなに良いことはないのでしょうか。是非、日本でものを作りましょう!
金型製造、プレス加工、バレル、脱脂、テーピング梱包。そして廃業・倒産した業者さんの金型の復活生産(リバースエンジニアリング)
今月も中盤戦ですが、皆さまからのご連絡を、心よりお待ちしております。
代表取締役 篠原 謙介
夏季休業のお知らせ 8/11~8/16
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
篠原工業の休業日、夏季休暇について、下記の通りお知らせいたします。
関係者の皆様方には何卒ご理解を賜りたく、お願い申し上げます。
夏季休暇: 8/11(木) ~ 8/16(火)
8月17日より営業再開します。
また上記をのぞく8月の土曜日、日曜日は、休業日となります。
2022年7月 ご挨拶
6月からの記録的な猛暑から、7月に入りました。
今年の夏は大変暑くなりそうです。
世の中の動き: 海外はロシアーウクライナ紛争の長期化、中国ロックダウン後の混乱が続きます。
国内は参議院選挙と、コロナ対策の緩和措置がどれくらい進むか といったところです。
商売においては、少しずつ、訪問OKの企業が増えてきました。
2類が5類まで緩和されれば、垣根も一気に取れると思いますが、未だクラスターによる
事業ストップにおびえる経営者は、少なくありません。良い方向へ進むことを日々、願っております。
訪問にこだわるのは、「時代遅れ」と笑われれます。テレワークも普及しました。
しかし、思い返せば、インターネットやメールが普及した時にも、「訪問は無くなる」と言われた話を思い出しました。
結果はどうでしょうか? 私達は、やはり対面で打ち合わせを続けております。
要するに、それが有効に作用する業界もあれば、そうでない業界もあるということだと思います。
私達の仕事は、手を動かしてものをつくる現場があります。それを映像や言葉でいくら取り交わしても
本質に近づけない、という問題があります。だから現場に行き、人に会うのは自然な事です。
そういう気持ちで仕事をしている会社なんだと、この場を借りて発表致します。
私達と御取引を考えてくださる御客様、ぜひ、御社にご挨拶に伺わせてください。
そして、取引が始まった暁には、ぜひ、当社へお越しください。
代表取締役 篠原 謙介
古い金型を「リバースエンジニアリング」します!
2022年6月。東京ビッグサイトで、機械要素技術展が開催されました。
訪問した協力先と、今年の様子など、色々な情報交換をする中で、ある言葉を教えてもらいました。
その言葉は、「リバースエンジニアリング (逆行工学)」と言います。
Wikipedia社の説明が一般的と思いますので、下記に引用します。
分かりやすい例だと、3Dスキャナーなどを用いて、製品を解析し、そこから図面など引き起こして生産をする。
図面がないものを図面化し、生産に繋げていく手法です。
篠原工業の 古い金型、既存金型の移管・請負サービス は、広義の意味で、この逆行工学的です。
古い金型に設計図面がないことは、よくあります。
① 金型の設定を解析し、図面の寸法が出るかどうか、解析、再現する
② 生産前、もしくは生産後に部品が破損した場合は、金型部品を解析して図面化し、修理する
如何でしょうか。確かに格好いい最新機器は使わなくとも、①②はリバースエンジニアリングの定義でしょう。
更に言えば、Reverse(逆行) かつ Rebirth (再生)するのが、この仕事です。
大げさかもしれませんが、そんな思いで、この事業に取り組んでいることを知っていただければ嬉しいです。
篠原工業は、メインのプレス加工事業と同時に、この、「リバースエンジニアリング」事業も大切にしています。
お困りの方、ご相談ください。きっと良い解決策が見つかります!
代表取締役 篠原 謙介
2022年6月 ご挨拶
紫陽花の花も目立つ6月、梅雨の季節となりました。
未だ続くコロナ禍ですが、屋外でマスクをしなくても良い場面について、政府見解が出ました。
そのお陰というか、休日に町を散歩していると、マスクなしで歩く親子など見かけるようになりました。
子供達は表情が見えるためか、率直に言って、とても嬉しそうに見えます。
私自身も、屋外では、以前より気持ちが楽に感じます。やはり人の「表情」は大切なのです。
世の中を見渡すと、ロシア・ウクライナ紛争、そしてコロナ禍(上海ロックダウン)等の影響で、半導体の混乱は続いています。
ただし、巻き込まれている所、いない所でばらつきが出てきているようです。
また、金属材料は、価格高騰の歯止めがかかりません。毎月、毎月、数字が更新されていきます。
投機筋が動いていることは間違いなく、実体経済はその速度についていけません。
当社の御取引先の皆様へ、すでに相談を開始しておりますが、プレス部品も値上がりしています。
銅も鉄もアルミも、企業努力ではどうしようもないところまで、価格が上昇しています。
新規開発は少ないため、既製品の材料費の値上がり分を、面倒を見てもらう感じです。
本来は古いものが役目を終えて、新しいものを、新しい価格で作れれば良いのですが。
さて、単価が上げていただいても、好景気 → 仕事が増えなければ、世の中は元気が出ません。
国内の製造業がみんなで活力を取り戻すには、「ものをつくろう」という前向きな雰囲気が必要ですね。
御客様には本当に元気になって、良い製品をつくってほしい。切に願っております。
プレス加工はもちろん、脱脂、バレル研磨、テーピング加工のお問い合わせ、お待ちしています。
業者廃業に伴う金型移管、お悩みの方、ご相談ください。
温故知新のものづくり 篠原工業です。
2022年6月吉日 代表取締役 篠原 謙介
2022年5月 ご挨拶
5月となりました。第1週はゴールデンウィーク。
社員一同、長期連休を取得し、5月9日から再稼働しました。
未だ明けぬコロナ禍ですが、移動制限のないGWは久しぶりでした。
まだ拒否反応のある地域があることは残念ですが、過度に恐れず、節度を持って接する、
いわゆるウィズ・コロナが実現すれば、停滞した経済が回復すると思います。
他方、ロシア・ウクライナ紛争は未だに続いており、結論が見えてきません。
私共が得意とする金属材料に、ニッケルがありますが、ロシア鉱山の影響で世界市場が高騰しています。
ステンレス原料やめっきなど、ニッケルの性能は様々な場で活かされています。使わないわけにはいかないのです。
その他、石油もそうですし、貴金属ではパラジウム、農業分野の肥料のストップは食糧危機が起きるのではないか、と言われています。
このような混乱下ですが、私達の役割は、やはり、「ものづくりをすること」です。
原材料はそれだけでは力を持ちません。加工してこそ、世の中の役に立ちます。日本は加工の国です。
原材料の国に一方的に振り回されず、対等に交渉できる、そんな日本になってほしい。
わたしたちの作るプレス部品は、末端の、裏方のそれは小さな部品ですが、集まれば大きな力になると信じています。
さて、部品メーカーである故、華やかな商品をお披露目する機会が少なく、まことに地味な当社です。
しかし、今月もプレスマシンを一所懸命、回します。協力先もみんな元気に良い部品を作ります。
「この会社に部品作らせてみようかな・・・」と思ったら、ぜひお声がけください。
良い部品が、良い商品を創ります。
創立記念日 65周年を迎えました。
4月18日は当社の創立記念日となります。本年で65周年を迎えました。
社長より、本日の式典で下記のメッセージを発表しました。
令和という時代は混迷を極めていますが、必ずや光明がさすと信じて、前に進みます。
目指すは66周年です。
GW休暇のお知らせ
2022年5月のGW休暇について、下記の通り予定しております。
御客様には不自由をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
4月29日(土) ~ 5月8日(日)
5月9日(月)より営業再開します。
なお、HPからの問い合わせは常時受け付けておりますので、
プレス加工、廃業・倒産業者のプレス金型の請負、脱脂、バレル等の2次工程
何でもお問い合わせください!
2022年4月ご挨拶
春、4月。新しい年度の始まりです。
サクラを始め、ハナミズキやツツジなどが本当にきれいです。
(写真は当社のカイドウツツジ)
製造業の近況ですが、昨年以上に厳しい状況を感じています。
先月から開戦したロシアーウクライナの紛争を受けて、資材関係の混乱がますます長引きそうな気配です。
材料商社とも連絡を取り合っていますが、コロナ禍以前の状況には、まだまだ戻りそうにありません。
これは御客様においても同じことで、半導体などの各種部材の納入遅れは、変わらない状況です。
そんな中でも、昨年の夏に見積もりをした、ある廃業業者の案件が当社に決まる運びとなりました。
手間のかかる作業で、費用もそれなりにかかります。誰もやる人がいなくなったのでしょう。
当社は10年近く前から、廃業からの請負を続けておりますが、御客様は、やはりどうしても
既存価格にとらわれる傾向にあります。その価格は、昭和後期くらいの設定となっており、
大抵の場合、100%赤字の価格となります。
この点においては、何卒ご理解をいただき、その製品を「未来に繋げる」ために、最終価格の
見直しの決断を、各社様にお願い申し上げております。
その部品はまだ役割があるからこそ、私どもへお引き合いをいただいたのだと思っております。
新年度も、ますます変化するわが国の状況をよく見据えて、生き残れる「価格」「品質」で
御客様に貢献していく次第でございます。ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役 篠原 謙介
篠原工業は「空気」です
篠原工業の主な仕事は、比較的、小さく、精密なプレス加工品です。
しかし、例えば立体的で複雑なUSBコネクターのような精密プレス加工とは趣が違います。
彼らは様々な機構を駆使して、複雑な形状を作ります。金型を一見しても分からない程です。
これに対して、当社はどうか?
板を抜き、板を曲げる、板を絞る など、加工の基本を組み合わせ、製品を作っています。
見た目はわりとシンプルな端子、ワッシャーなどです。
ここまで読むと、
「なんだ、篠原工業は技術力がない、簡単なことをやっている」
そう思われるかもしれません。
しかし、この国で、どれ程の人がハサミでまっすぐ紙を切れるでしょうか?
包丁をいつも研いで、きれいな切断を出来ているでしょうか?
実際に生活の中で、私が難しいと感じていることです。
見た目に簡素であるがゆえに、私たちの仕事は、ごまかしが効きません。
金型の刃先については特に神経質に、製品の検査においては慎重に。
といって、工芸品ではないので、ある程度機能的な範囲を鑑みて、適切に。
取引先のある女性担当者が、当社を評してこう言いました。
「篠原工業は、”空気” みたいなものだから。いなくなった時に初めて分かるのよ」
部品製造業においては、最高の誉め言葉かもしれません。
私たちの品質に慣れてしまい、当たり前になってしまうと、その有難みは評価されません。
値段が高い/低いでいえば、私たちの仕事は、その簡素さ故に、安い仕事です。
数字上だけの判断をされれば、ただただ、安っぽく見られます。
しかし、私たちの加工の価値は、難しい仕事のそれと相違ないのです。
そういう思いで作っている端子やワッシャーは、いい仕事をします。
ぜひ一度、当社の部品をご利用ください。
御社の組立工程の ”空気” 量が増えて、いつの間にか呼吸が楽になります。
代表取締役 篠原 謙介
各種金属材料の高騰の影響
3月も中旬に入り、暖かくなってきました。
春が近いと、寒さに落ち込みがちだった気持ちが高揚してきます。
さて、ここ数年、当社を取り巻く環境について、以前とは全く違う情勢が続いています。
・コロナ禍による物流、生産の世界的混乱
・ロシア、ウクライナ紛争の影響
・そもそも不景気の続く日本国内の景気
これらの影響が最も出ているのが、銅、鉄、アルミなどの金属材料となります。
例えば鉄材は、以前は300円/kgで買えていたものがすでに400円~/kgとなりました。
30%も価格上昇が起きています。
その原因は、必ずしも鉱石が高いからではなく、人件費の大幅な見直しなども含まれています。
当社の御取引先様 各社には、順次、これに準じた単価改定の相談をしておりますが、
まだまだ世の中の動きに、私達がついていけない状態です。
しかし、日本のものづくりを維持していくために、どうか寛大なご理解を賜りたく、
この場を借りて、お願い申し上げます。
また、これから金属部品を使いたい!という御客様には、価格の取り決めについて
出来る限り、時価に対応できる柔軟な体制を作られることを提案します。
代表取締役 篠原 謙介
2022年3月 ご挨拶
<お知らせ>
当社営業は暦通りです。
3月21日月曜日が祝日休暇となります。
3月に入りました。梅の花が咲き、桜が待ち遠しい。
春待ち月です。
世界ではロシアがウクライナに侵攻し、戦争状態が始まりました。
2月 北京五輪はその騒乱の前触れか、外交的ボイコットなどこれまでにない動きで歪な開催となりました。
このような時代の変化の中で、当社はじめ国内製造業の役割は大切です。
何があっても、この国にものづくりをする体制は必要です。
他国の混乱の影響を受けずに供給が出来るということは、今後より大切になってくると考えます。
当社はかつて台湾にて海外生産を実施した経験がございますが、現在は日本国内のみ営業しております。
日本国内で生産をしたい、という御客様のニーズにお応えします。
今月もよろしくお願いします。
「始末の良い」会社を目指して
ものづくりにおいて、良い技術を追求することは大切です。
ただ、現代においては、技術良ければ全て良しではなく、現場もある程度、清潔でなくてはいけないと考えます。
近年は、良い建材や塗装も有るし、加工油の精度も良くなりました。
このため、当社の現場は、同業種では、清潔なほうだと自負しております。
良い技術 + 良い職場 というのは、どの会社でも目標であると思います。
また、当社に来ていただいた際、御手洗いをご利用いただいた方は、
工場内としては、清潔にしていると感じていただけるかと思います。
毎週末、社員が当番制で掃除をしています。男女の区分けもしております。
日本語に「始末の良い」とか「始末をつける」という言葉がございますが、
私は始まりから終わりまで、きっちりと完結する という意味として、捉えております。
週末のお掃除は、まさに1週間の完結です。できるだけやったほうが良い。
掃除に気が配れる位の忙しさに制御するのが、良い技術を養うための、経営の役目と思っております。
様々な意味で、始末の良い会社となるように日々、精進です。
代表取締役 篠原 謙介
2月 ご挨拶
2022年も早いもので、2月に突入しました。
今月は北京で冬季五輪が開催されます。1月末より旧正月も始まりました。
金属材料の混乱は収まらず、価格上昇、納期遅れが続いております。
このような時だからこそ、御客様、業者様と力を合わせて乗り切りたい所存です。
篠原工業は2月、暦通りの営業となります。
11日、23日が祝日となり、御休みとなります。
コロナ禍続きで、対面営業復活にもう少し時間がかかりそうですが、雪解けも近いように思います。
このような時代だからこそ、ホームページをご活用いただければ幸いです。
皆様からの御引き合い、お待ちしております。
代表取締役 篠原 謙介
還暦企業の役割
当社は、おかげさまで創業60年を過ぎました。
老舗企業としては、人間でいう還暦を通り過ぎた所です。
人間社会で、還暦過ぎた年寄りの役目といえば色々ありますが、
① 長年の経験を活かして、熟練の仕事を見せること
③ 新しい世代に、経験を残し、伝えること
今の世の中を見ていると、当社は勿論、御客様でも、キーマンとなる老練の社員が、会社を支えている姿をよく見かけます。
そしてキーマンは、①②を意識/無意識の内に実行していると感じています。
日々を生きることに懸命になっていると、この社会における自分の役割など、つい、考えることを忘れます。
しかし時折、立ち止まって考えてみると、やはり上記の①②は、当社にも当てはまるのではないかと思うのです。
「温故知新のものづくり」は、口にするたびに、当社の役割を思い出す為のキーワードでもあります。
老舗企業には老舗企業の役割あり。
世の中のお役に立てるように、本日も精進致します。
代表取締役 篠原 謙介
テーピング梱包の役割
当社の業務内容 にあるテーピング梱包。
ご存じない方も多い、梱包方法です。
私たちの身の回りにある電気製品の中にある、基板回路。
部品をはんだ付けして、回路を作っていくのですが、現代のように高精細な基板は手では追い付きません。
そこで、テーピング梱包の出番となります。
JIS規格で定められたテープに半導体や抵抗など、入るものを入れて、「チップマウンター」という
自動機にセットします。すると、ロボットアームで部品を吸い上げ、正確な位置に部品を置いていきます。
後は熱を加えることで、部品のはんだ付けが完了です。
最近では大きな部品もこの梱包にする事があるようですが、私達は小型のプレス部品でこの梱包をしています。
当社に依頼してくだされば、プレス部品作成も出来るのが、他社と異なる大きなメリットです。
テーピングのもうひとつの利点として、部品を個別に梱包するので、数量管理がし易い利点があります。
バラ梱包で管理に困っている、小さい部品/セットがあれば、あえてテーピング梱包するのもお勧めです。
ご発注の相談、お問い合わせ、御客様からのご連絡、お待ちしております。
記者:代表取締役 篠原 謙介
古い金型を残す「意味」
国内のものづくりは、ここ30年で、政治・経済の都合により、海外移転・流出が進みました。
そのため、我が国の機械生産加工は、ずいぶん衰退しました。
需要がなければ、その産業に携わる人が減っていくのは必然、合理的だとおっしゃる方もいます。
しかし、金型、プレス加工は一朝一夕で出来るものではありません。
産業機械が発達して、過去の経験がなくても、高精度の部品を作れるようになりました。
しかし実際には、加工した部品ひとつひとつに、さらに工夫をこらし、金型は組まれています。
このことを、大半の方はご存じありません。一品一葉、同じものは2つと出来ません。
それが、品質の差です。
事業内容にも紹介している、「古い金型、既存金型の移管・請負」
工夫された金型を生産する担い手がいなくなる時代ですが、金型は残る可能性がある。
先に申し上げたように、金型の工夫は、再現/作り直しが大変なのです。
私達は、もし金型が使える状態にあるならば、その金型を活かしておくべきと考えます。
実業は、ソフトウェア開発のように、高速で開発が進むものばかりではありません。
しかし、技術が途切れたら、そこでおしまいなことは一緒です。
金型と、金型技術を未来へつなぐ。
当社の取り組みは始まったばかりです。
代表取締役 篠原 謙介
新年ご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
元旦の今日、地元の氏神様へ詣でてまいりました。
昨年に比べて、たくさんの人が早い時間から参拝に訪れていました。
コロナ禍で先の見えぬ不安。故に、今、神に祈らずにはいられないという国民の気持ちの表れでしょう。
私も同様の思いで、早朝に手を合わせてまいりました。
御取引先、協力先の皆々様とのご縁に深く感謝し、今年も良き一年になることを祈念しております。
本年もよろしくお願い申し上げます
令和4年 元旦 代表取締役 篠原 謙介
年末ご挨拶(ホームぺージ刷新)
2021年も、お取引先の皆様、業者の皆様、大変お世話になりました。
年末最後となりましたが、件の通り、ホームページを刷新したことをご報告致します。
会社情報を載せるだけの従来から、皆様に当社の雰囲気を知ってもらい、より活きたページになるように…と思いを込めております。
来年も、篠原工業を、よろしくお願い申し上げます。
令和3年末日
代表取締役 篠原謙介
年末年始休暇
当社の年末年始休暇をお知らせします。
2021年12月29日 ~ 2022年1月4日
1月5日(水)から、営業開始となります。