2022/04/08
2022年4月ご挨拶
春、4月。新しい年度の始まりです。
サクラを始め、ハナミズキやツツジなどが本当にきれいです。
(写真は当社のカイドウツツジ)
製造業の近況ですが、昨年以上に厳しい状況を感じています。
先月から開戦したロシアーウクライナの紛争を受けて、資材関係の混乱がますます長引きそうな気配です。
材料商社とも連絡を取り合っていますが、コロナ禍以前の状況には、まだまだ戻りそうにありません。
これは御客様においても同じことで、半導体などの各種部材の納入遅れは、変わらない状況です。
そんな中でも、昨年の夏に見積もりをした、ある廃業業者の案件が当社に決まる運びとなりました。
手間のかかる作業で、費用もそれなりにかかります。誰もやる人がいなくなったのでしょう。
当社は10年近く前から、廃業からの請負を続けておりますが、御客様は、やはりどうしても
既存価格にとらわれる傾向にあります。その価格は、昭和後期くらいの設定となっており、
大抵の場合、100%赤字の価格となります。
この点においては、何卒ご理解をいただき、その製品を「未来に繋げる」ために、最終価格の
見直しの決断を、各社様にお願い申し上げております。
その部品はまだ役割があるからこそ、私どもへお引き合いをいただいたのだと思っております。
新年度も、ますます変化するわが国の状況をよく見据えて、生き残れる「価格」「品質」で
御客様に貢献していく次第でございます。ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役 篠原 謙介